遺伝の法則「優性と劣性は使用中止!顕性と潜性にする」用語変更にネットの反応は?【メンデル】
メンデルの遺伝の法則は中学校で習った記憶がありますが、「優性の法則」の用語が誤解されやすいということで日本遺伝学会により改訂されることになりました。
優性→顕性(けんせい)
劣性→潜性(せんせい)
その他にも、
変異→多様性
色覚異常(色盲)→色覚多様性
誤解や偏見は減りそうですが、馴染みのない言葉になるので今まで習った記憶が強く残っている人には分かりにくいかもしれませんね。
私は小学校の検査で色覚異常と指摘されたことがあるのですが、これからは色覚多様性になるんですね。なんだか違和感があります…。
遺伝の法則の「優性」「劣性」は使いません――。誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を、日本遺伝学会が改訂した。用語集としてまとめ、今月中旬、一般向けに発売する。
メンデルの遺伝学の訳語として使われてきた「優性」「劣性」は、遺伝子の特徴の現れやすさを示すにすぎないが、優れている、劣っているという語感があり、誤解されやすい。「劣性遺伝病」と診断された人はマイナスイメージを抱き、不安になりがちだ。日本人類遺伝学会とも協議して見直しを進め、「優性」は「顕性」、「劣性」は「潜性」と言い換える。
他にも、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」は「多様性」に。遺伝情報の多様性が一人一人違う特徴となるという基本的な考え方が伝わるようにする。色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」とした。
学会長の小林武彦東京大教授は「改訂した用語の普及に努める。教科書の用語も変えてほしいと文部科学省に要望書も出す予定だ」と話す。用語集「遺伝単」(エヌ・ティー・エス)は税抜き2800円。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170906-00000087-asahi-soci
以下、ネットの反応
「優性、劣性は誤解を招くから別の呼称にしてくれ。優性だから優っている形質とは限らないし、劣勢が劣っているとも限らない」
と、高校時代の恩師が言っていた。
まさにその通りだと思っている。
色覚多様性は「政治的には最も正しい」言い方だろうが、無理を感じる。
変異が起こることによって多様性が生まれるんじゃないの?
そもそも、優勢劣性と違って変える必要性を感じない。
優勢、劣勢は確かに意味を誤解しやすいので変更して正解だと思う。
17年ほど前のことだけど、先生は優れているとか劣っているってわけじゃないって懇切丁寧に説明してくれたよ?
英語と日本語が対応しなくなるね。
誤解を招く表現だとは思わないが。もしこれが招くのであれば、もっと他に変えるべき表現はあるだろうよ。
他人よりたくさんの色が見えてるみたい。
それでも字が気になるなら「色覚減少」とか「色減」で良いのに。
でも多様性の件は違和感しかない。
優性劣性は顕性潜性に変えるのはいいと思う。多様性の方はvariationの
訳語としてのみ多様性を使うならいいけど…例えばgeneticvariationは
遺伝的変異から遺伝的多様性に変わったとしても大きな問題はないし。
ただmutationの訳語までが多様性になっちゃったら大混乱になると思う。
あと色盲/色覚異常は元々がcolorblindnessのはずだから、訳語としては
色盲が一番意味合いとしては適切なんだよなぁ…色覚的視覚障害くらいなら
まだいいけど、色覚多様性はちょっと訳語が乖離しすぎてると思う。
遺伝子の変異を多様性とすることもその通りだと思う
だけど色覚異常や色盲を色覚多様性とすることはどうかと思う
異常と多様性は異なるのでは?
血液中の白血球や赤血球の占める割合も多少は個人差があるが『極端』に少ないのも血液多様性とは言わず白血病というし
耳で聞こえやすい音域が人それぞれバラツキがあるのは多様性だが、特定の音域が聞こえないのは難聴という
色覚異常や色盲も病名としては相応しくないと思うが多様性というのには無理があると思う。
もっと他の病名を考えるべきではないでしょうか
表現に無理を感じる。
遺伝の知識がある人は、端から理解していると思うけど、植え付けられたイメージを覆すには時間が掛かりそう。
顕性・潜性の方が語感としてはふさわしいかな。
ナチスの遺伝学では優劣の意味を込めていたから、そこら辺からして
めちゃくちゃだったがw
ただ、専門用語というのは日常の言葉とは違う意味で使われる場合も
多い。法律用語だと、「善意の第三者」というのは「事情を知ら
なかった人」という意味だし、経済学の「限界」もぎりぎりとか、
限度いっぱいという意味ではないが、学生のほとんどは「限界費用」
と聞くと「ぎりぎりの費用」だと誤解してしまうので、正しい意味を
説明するだけでも一苦労だったりする。「期待」も予想の意味だし。
誤解を招きやすい専門用語をよりわかりやすくいい換えるのは賛成
だが、全部いい換えられるわけではない。
色が判断できなければ命にかかわることもあるのだし、「多様性」のような表現を使うべきでないのでは。
「優性」「劣性」から「顕性」「潜性」にするのは
言い換え後にマイナスイメージの払拭に成功はするだろうけど
「色覚異常」と「色盲」から「色覚多様性」へは、意味がないと思う。
「強迫性神経障害」が「強迫神経症」になっても
「精神分裂症」が「統合失調症」になっても
何も変わらなかったように
プラスイメージにこだわり過ぎているだけで
治療か、支援か、手立てか、何かが必要な状態に変化がない。
イメージも変わらないと思う。
「自閉症」と「ダウン症」こそ、呼称を変えた方がいいと思う。
なにか勘違いしてないか?
遺伝的に現れやすいか現れにくいかでしかないし言い換えもありだけど
色盲に関してはどうだろ?
信号の三色の見分けできないレベルの人もいるし。
優勢劣勢と書いてはあるけれど、この書き方はよくないと思うと言っていた。
これはいい事なのではないだろうか?
ただ、色覚異常とかは、長年用語として使っている人もいるだろうし、徐々に変わればいいんじゃない?
白人だからと優越意識を持ってみたり、
そういうのが、差別や偏見に繋がっていくのではないかと思う。
自信が人を魅力的にも魅せるし、
その自信が傲慢や高慢への道にいつのまにか変わってしまう事も少なくない。
優性だの、劣性だの、確かにやめた方がいい。
てことは「優性の法則」も「顕性の法則」なるってことか
学問的には、とにかく、(学問的)本質を学べということ。
優性、劣性→人間の優劣 などと捉えるなんて、19世紀の話。
今だにそんな人がいるなんて、中・高の生物で、何を学んだのか・・・。
上辺だけの用語を覚えて、勝手な解釈してたら、学問を学ぶ意味がない。
遺伝的優劣よりも、教養的優劣の方がはるかに大きい・・・。
塾講師をしていた時は、毎年遺伝の授業は細心の気を払った。
本ニュースにある通り、優性劣性の意味合いは、誤解をしないよう再三念を押して指導した。
エンドウの種子を動物やヒトに置き換えて、誤解を生まずに面白い授業ができるようになるまで、長年かかったなぁ
法律用語で「悪意」と「善意」というのもわかりにくい。単純にある情報を「知ってる」事を「悪意」と言い、知らないこと「善意」というらしいけど、なんでこんな用語にしたのかね?専門用語は謎が多すぎる。
理科の授業で、「優性・劣性とはいうけれど、これは決して一方が他方より優れているという意味ではないんですよ」と確認することで学びの機会があるとも言えないだろうか。他の、差別語とされる古い言葉もそうだが、見えないように消し去るだけでは本当の教育はできないようにも思う。
確か中学生くらいで習う、義務教育レベルの話だったと思うし…
設備関係の仕事しているけど、あまりふさわしくない言葉って結構多く使われているんじゃないかな?
メクラ○○(ねじや板)という言葉や、電気配線や色々な配管、それ以外にも色んなケースで、活きてるとか、死んでるとか使って、それに慣れてしまっているから、個人的には病院勤務の時には気を遣いました。
以前精神分裂病が統合失調症になりましたがこんどはそれを短縮した統失(糖質)が差別的に使われています。
結局言葉を使う人次第です。
聴いて判りづらい言葉だな。えっ、ケンセイ? じゃなくてセンセイ?
日常生活の中で、別に「君は優性の形質が出たんだね。」とか、「君は劣性の形質が出たんだね。」とかで差別が生まれることはまずないと思うし、皆さん言っているように、教育の場できちんと習うことだから、私は別に変える必要はないんじゃないかと思いますね。
今まで覚えていたやつの方が、慣れてるし「優れてる訳じゃない」ってゆうので、逆に覚えやすかったりするし、今の中学生とかは大変だと思う。2つも覚えられないのではないか?