元祖「南部せんべい」消滅の危機!!発祥の地青森県八戸の業者が次々に廃業
南部せんべいの「発祥の地」青森県八戸市で、南部せんべいを製造している業者の廃業が相次いでいます。
このままいくと元祖の味がなくなってしまうかもしれません。
南部せんべいといえば岩手県が有名なので八戸が発祥だということはあまり知られていないかもしれませんね。
しかし、八戸の南部せんべいが全国から注目が集まるきっかけがありました。
2012年にB級ご当地グルメの日本一を決める「B-1グランプリ」で「八戸せんべい汁」がゴールドグランプリになったことです。
そもそも「B-1グランプリ」は青森県八戸市から始まったものです。今ではかなり大きなイベントになっていますね。うまく発信できれば「B-1グランプリ」が大当たりしたように八戸の南部せんべいも復活できるかもしれませんね。
南部地方を代表する菓子で、土産物としても人気の高い南部せんべい。発祥の地とされる青森県八戸市で製造業者の廃業が相次ぎ、“元祖”の味が岐路に立たされている。最盛期には市内だけで100店舗ほどあったと言われるが、現在は20店舗に満たず、業界団体の八戸煎餅組合(上舘一雄組合長)も事実上の休眠状態。家族経営の店が多く、企画力や営業力で市外の業者に水をあけられているのが現状で、「八戸せんべいの火が消えてしまう」と危機感を訴える関係者もいる。
小麦粉と塩を水で練り、丸い鋳型で焼いた素朴な味わいの南部せんべいは、青森県南や岩手県北地域を中心に古くから食されてきた。シンプルな製法だけに、店ごとに味や歯触りの特徴があり、住民はそれぞれ好みの味を求め、親しんできた。
かつては店頭での直売や個人商店での販売が中心で、一定の固定客を確保できていれば商売が成り立った。しかし、スーパーの台頭などで販売形態は大きく変化。大量生産で安く商品を納入できる市外の業者が攻勢を強めてきた。
岩手県の業界団体が首都圏でPRに力を入れた影響もあり、「南部せんべいは岩手の名産」とのイメージが定着。「せんべい汁」ブームでおつゆせんべい需要が増えた部分もあるが、“発祥の地”は長く苦戦を強いられてきた。
「家族で経営してきたが業績不振が続いていた。働く人もおらず続けられなかった」。数年前に店をたたんだ八戸市内のせんべい店の家族は取材に対し、廃業の理由をそう明かした。
苦境を象徴するように、50年前は70店ほどあった組合の加盟店も激減し、稼働している店は現在9店のみ。主立った活動はなく、年1回の新聞広告も負担が大きいため、2018年を最後に取りやめる。
上舘組合長は「解散も取り沙汰されたが、名前だけは残したい。108年続いてきた組合の歴史を途切れさせるのは忍びなく、将来若い人に引き継げたらいいのだが…」と力なく語った。
発祥の地の足元が揺らいでいる現状に、危機感を感じている関係者は少なくない。市内のある菓子卸業者は「正直、商品の宣伝や企画力は岩手県や津軽、下北地方の業者が市内より上手。『発祥の地なのに…』という悔しさがあり、商品開発などに力を入れなければ」と指摘する。
八戸市のまちづくり団体「八戸せんべい汁研究所」前所長で、“超ウルトラ主任研究員”の田村暢英さん(64)も「せんべい自体が消えたわけではないので消費者は意識していないが、市内の業者が減っているのは間違いない」と危機感を訴える。
一方、せんべい汁ブームに前後し新規参入した事業者もいることから、チャンスは残されているとの見解を示す。
「今ならまだ伝統を守りながら新商品を打ち出していくことができる」と強調し、“元祖”復活を強く願っていた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180106-00010006-dtohoku-l02
以下、ネットの反応
登録料を払い忘れて何十年もかけて品種改良したリンゴが登録できなったり。
南部せんべいも岩手県が商標登録されてしまったし。
見栄えや個包装、新作など八戸以外のせんべい屋の方が熱心だもん、そりゃ負けるよ。
もっと県外でお土産に買って貰えるようにしないと。
また、津軽・下北エリアで作られた『南部せんべい』は名前を使った贋作菓子ではないのか!
中外地理を学んで怒りを感じた。
お煎餅屋さんのはゴマがたっぷりだったりしっかり目の固さだったりで私は好きです。
大量生産よりは少し値が張りますがいつもお煎餅屋さんのものを買います。
あと、ピーナッツ入りとか薄焼きとかフライしてあるものとか、中学生の息子も好きです。
もちろん煎餅汁も。すいとんこねるのが面倒なときは同じ具材で煎餅汁にしちゃいます。こねる手間が無いからとっても楽チン。
南部せんべい好きよ。
以前勤めてた会社の後輩がお土産に買ってきてくれたことがあったけど、色んな種類の味があって選ぶの楽しかった。てっきり岩手のお菓子やと思ってました。。。
その一方で、変わり続ける世の中に受け入れられる商品を売っていくのは、とても難しいことですよね。
私の地元でも江戸時代から続くような老舗がさまざまな理由で廃業していくのをたくさん見てきましたが、本当に残念に思う一方、ある意味仕方ないのかなと思うお店もありました。
まあ栄枯盛衰といいますか、始まりがあれば終わりもまたありますよね。
小松製菓くらいしか知らないし、しかもこれ岩手の企業だし…。
八戸のスーパーでも、岩手の企業のせんべいしか売っていないからなぁ…。
八戸の企業にはもっと頑張ってほしいけど、どうすればいいんだろうな…。
ダイソーにも売ってたけど本場の味とは全く違って美味しくなかった。
無くなったらかなりショック。
そりゃ濃い甘さやしょっぱさはないが数枚ならお茶を脇に置いて行けます。
歳取ったからだろうなー。
名前では売ってないけど。製法がシンプルで美味い。
そりゃ他のメーカーが参入しないわけがない。
しょうゆせんべいやおかきなんかと一緒。
多少なりとも商標登録とか何かやってれば
他のメーカーは違う形状で作らざるを得なかっただろうけど、
他のメーカーのも全く同じ形だもんねw
あの形がいいんだよな。食べ物って形が結構重要。
味は同じでも「味わい」っていうのは変わるから。
ブランド化、昔ながらの定番も大事にしつつ新たな味の模索(そしてヒット)、パッケージも目を引きやすいものになってたり、同じ素材から始まったのに商才の有り無しで大きな差がついてしまった例ですね。
岩手県出身者として言わせて頂きますが、八戸が発祥の地ではありますが、旧南部藩地域で生産されていたものなので、岩手県の二戸市(磐手屋)も元々生産地なので岩手県の南部藩地域のものはパクりや便乗ではないのです。
昔から『殿様(南北朝時代の天皇という話も)がかの地を訪れたさいに食事に困り、家臣が地元民から分けてもらった粉と胡麻を練って鉄兜で焼いたら旨かった』っていうCMが流れてますし。
付け加えて、地元ではお祭りの際にスタンダードな胡麻の南部煎餅に水飴を挟んだものが売られてまして、シンプルながら子供からお年寄りまで大好きなアレンジ方法です。
生き残りをかけるなら独自路線だけではなく同業者の協力体制を考えることも1つの手段ではないかと思う。
商品の販売方々の問題なのでは無いでしょうか。
煎餅や乾パンより添加物が少なくて、非常食としては重宝すると思うんですが。
子供の頃から南部煎餅大好きです。
ふるさと納税とかで何とかならないものですかね。
当事者がどう考えてるのかは知らんが、真面目にやっていれば何も言わなくても分かってくれる、とか、甘えちゃダメだと思う。
でも割れて値段が安い方をよく買います。
まわりの薄い部分がパリパリでおいしい。
甘いクッキー生地ではなく、パリパリの甘くないしょっぱいタイプが好み。
素朴で美味しい。
粗悪品が多いので、南部せんべいはまずいと思われてしまう。
本物を地方のスーパーでも売って欲しいです。
いろいろ考えているようです。それぞれの店の美味しさがあるから昔の良いところを大事に広めていってくれたらなぁと思っています。
せんべい汁が結構有名になったし。
旧八戸藩地域を構成するのは、青森県八戸市以外に岩手県北部沿岸も広範囲にふくみます。
だとすれば、八戸だけが発祥の地となのるのもどうかと思う。
これは記事の書き方の問題ですが。
それはさておき、伝承菓子が時代の流れで苦戦するのは南部せんべいに限った事では無いですね。
個人的には好きなので残るといいな。
伝統的な固いタイプのゴマやピーナッツ以外にも結構色んなタイプも出てます。
真っ黒なすりごまペーストが塗ってありそこまで固くないタイプ、クッキー生地でピーナッツ、某航空会社で出されていたものは揚げてありチーズの粉がまぶしてあるモダンなものでなかなかでした。
頑張ってほしいです!
アピールがとても上手い。
知事もなかなかのやり手。
人材の差か。
単純にそれ。
例えば南部エリア一丸となった煎餅スタンプラリーだとか、煎餅ポイント集めて煎餅グッズあたるとか、煎餅ゆるキャラとかさ、何かしらやればいいのでは
煎餅屋が稼げるのであれば若い人らも働くんじゃなかろうか、稼げる経路があればいいなと感じた
南部せんべいなんてまずい、無くてもいい、という輩がいるが、こってり、くどい、味が濃いものに慣れてしまえば美味しさは分からないかもしれない。
見た目も派手でもないし、味も素朴な美味しさだけど、それだからこその美味しさを分かる人もたくさん居るから是非とも頑張って存続してほしい
素朴な美味しさって、派手な美味しさに疲れると凄くしみじみ美味しく感じるものですよ
南部せんべいはまるで、南部人の素朴な人柄をよく表したお菓子のように感じる
あんまり見ないな最近、ピ―ナッツの入ってるのは、よく見かけるけど!
本家の方かどうか知らないけど!
白せんべいも全国で普及すると良いですね。
裏に松の絵が描かれている煎餅も良いですよね。
将来人気復活の可能性はあると思うので、できるだけ生き残って欲しいです。
南部煎餅のパッケージの裏を見ると岩手ばっかりだけど…買って応援しようにも売ってない
ゴマ、まめ、イカ、かぼちゃ、リンゴ
美味いよね
細かくてすみません、一関出身な者で…
ちなみにチョコ南部は二戸のお店です。
煮干しラーメンが話題になり始めたころ、
パンフレット作りました!までは良かったんだが、置いた場所がアスパム。
それを使って県外のひとに青森行こうかなと思ってもらう
という発想がない。
B級グルメとして、大々的に予算をもらって頑張った割に、マイノリティーの域を脱しなかった。
マイノリティーは、マイノリティーの良さがあるけれど、地元の定着なくしてマイノリティーでもなくなる。
流行り廃りがあるけど、長く定評を得るのは地元に愛されないとね。
ピーナツやゴマの入った甘いものも好きですが、けっこう見た目以上にお高いので、たまにです。
非常食にもいいですよね。
南部せんべいは、南部鉄瓶の岩手だとばかり思っていました。
青森が発祥の地だったんですね。
どんどん無くなっていくのは寂しいですね。
どうせ高いなら、ネギ入りとか、桜エビ入りとか作ってくれないかな。エビ煎餅汁美味しそう。
あるとうれしい。
色々とアイデアを考えて頑張って欲しい!
南部煎餅もおみやげとして認知させたのは岩手県、どっちの物とか争うのはナンセンス。
企業努力した方に軍配が上がります。
実家が岩手県だが昔は南部煎餅はあまり好きではなかった。
割れた煎餅のバリエーションが増えたやつに最近はまっています。
実家に帰省した時はまとめ買いしています。
食べ物は発祥地とか関係無く味が全て。
八戸にも頑張ってもらいたい。
南部地方が元気になれば良いことです。
南部鉄器は海外からも注目されています。
それが普通の食べ方だと思ってましたが、今でも懐かしくて買って食べていますが、最近の子は知らない子ばっかりですね。
お菓子御殿の社長だったかな、それではいけないとチョココーティングしたり紅芋混ぜたりしたりパッケージも変えて宣伝にも力を入れるようにして、再び売れるようなり、昔ながらのも見直されるようになった。
青森だけでなく田舎の業者は面倒なのか変化を怖がるのか新しいアイデア持ってきても聞こうとしない。結果先に一歩踏み出した他の業者に持って行かれてしまう。
自分の代で終わらせるつもりならともかく、代々続けていきたいなら先を見る努力をしないと今の時代あっというまに廃れるよ。
ただ、昔から言われているのが、食感が軽いがゆえに輸送中に割れやすいこと。これを克服(≒材料を追加しつつ配合も調整、ゆえに厳密には本家と異なるせんべいとなった)しつつ、南部せんべいをブランド化できたのが岩手県の業者さんだと思っている。
でも、その業者さんの今の代の方ですら、創業者の方に「あなたたちが作る・作ろうとする南部せんべいは、昔からのものと違う」と言われて喧嘩になったとかどうとか…と聞いたことがある。
現に、今の代の方は「やはり昔から作り続ける本家本元には負ける。でも、うちはこれで勝負していく。」というようなことを仰っていたはず。
本家本元を遠方へ輸送して販売するのは、いまどきの「壊れた」「欠けた」にうるさすぎる消費者に、受けが悪いと思う。でも、文句無しに美味いし、たとえ飽きても必ず戻るだけの魅力がある。
税金取るだけが役所の仕事ではないはずなんだけどね。
戊辰戦争の弊害がこんな所で出るとは、あのまま南部家が領土を減封されることがなければ青森県東部は半島部分(ここは津軽家分家黒石藩領)を除けば岩手県だったから今日の問題も起きなかったかもしれないが(その代わり岩手県南部は伊達家領だったから、岩手県ではなく宮城県だった可能性もあるけど)。
南部せんべいは岩手だったら、いくつかそれを売り物にしているせんべい店を店名で言えるが、八戸はそういった点が辛い。頑張って店名も覚えてもらえるような努力をしてほしい。
本場は八戸だともっと宣伝すれば良い。
この記事読むまで知らなかった。